第112回 看護師国家試験 午前 問15 解説

⭐ 必修疾病の成り立ちと回復の促進✔ 監修済み

📝 問題

メタボリックシンドロームの診断基準において男性の腹囲〈ウエスト周囲径〉で正しいのはどれか。

✅ 正解

2

💡 解説

✅ メタボリックシンドロームの男性の腹囲基準は85cm以上である。

日本のメタボリックシンドロームの診断基準では、内臓脂肪蓄積の指標として腹囲(ウエスト周囲径)が用いられ、必須項目とされている。基準値は男性85cm以上、女性90cm以上である。これに加えて脂質異常・高血圧・高血糖のうち2項目以上を満たすと診断される。

国試では「男性85cm・女性90cm」という数値が繰り返し問われる。男女で入れ替わりやすいので、女性のほうが基準値が大きいと覚えるとよい。この腹囲基準は、特定健康診査で特定保健指導の対象者を選び出すときにも用いられる。

特定健康診査とは

生活習慣病を早く見つけるため、メタボリックシンドロームに着目して行う健診。いわゆるメタボ健診である。

特定保健指導とは

特定健康診査の結果、リスクが高い人に行う生活習慣の改善支援。程度により動機付け支援(原則1回)と積極的支援(3か月以上)に分かれる。

  • 1

    80 cm 以上不正解

    80cm以上は男女いずれの診断基準値とも一致しない。

  • 2

    85 cm 以上正解

    男性の腹囲基準は85cm以上であり、内臓脂肪蓄積の目安となる。

  • 3

    90 cm 以上不正解

    90cm以上は女性の腹囲基準値であり、男性の基準ではない。

  • 4

    95 cm 以上不正解

    95cm以上は診断基準として定められた値ではない。

📚 国試でよく狙われるところ

メタボリックシンドロームは、診断基準の数値と、健診で見つけたあとの流れがまとめて問われる。

  • 特定健康診査の対象は40〜74歳の医療保険加入者で、結果に応じて動機付け支援・積極的支援の特定保健指導が行われる
メタボリックシンドロームの診断基準(日本)
区分項目基準
必須腹囲(内臓脂肪の蓄積)男性85cm以上/女性90cm以上(内臓脂肪面積100cm²に相当)
追加(2項目以上)脂質中性脂肪150mg/dL以上 かつ/または HDLコレステロール40mg/dL未満
追加(2項目以上)血圧収縮期130mmHg以上 かつ/または 拡張期85mmHg以上
追加(2項目以上)血糖空腹時血糖110mg/dL以上

参考: メタボリックシンドロームの診断基準(日本内科学会等8学会合同基準)

出典:「第112回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について

この問題をアプリで演習しませんか?

この1問を演習する(無料)第112回の問題一覧を見る