第111回 看護師国家試験 午前 問53 解説
📝 問題
介護保険制度における施設サービスはどれか。
✅ 正解
1
💡 解説
✅ 介護保険の施設サービスは介護医療院サービスである。
介護保険制度の施設サービスは、介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)・介護老人保健施設・介護医療院という3つの介護保険施設で提供されるサービスをいう。選択肢のなかでこれに当たるのは介護医療院サービスである。 介護医療院は、長期の医療と介護を一体的に提供する施設で、廃止された介護療養型医療施設の受け皿として創設された。
小規模多機能型居宅介護と認知症対応型共同生活介護(グループホーム)は地域密着型サービス、サービス付き高齢者向け住宅は高齢者住まい法に基づく賃貸住宅で、いずれも施設サービスには入らない。
地域密着型サービスとは
住み慣れた地域で暮らし続けられるように市町村が指定するサービス。グループホームや小規模多機能型居宅介護が含まれ、施設サービスとは別の分類になる。
サービス付き高齢者向け住宅とは
安否確認と生活相談が付いた高齢者向けの賃貸住宅。介護が必要になったら、外部の事業者と別に契約して受ける。
- 1
介護医療院サービス正解
介護医療院は介護保険3施設の一つで、施設サービスに該当する。
- 2
小規模多機能型居宅介護不正解
小規模多機能型居宅介護は地域密着型サービスで、施設サービスではない。
- 3
サービス付き高齢者向け住宅不正解
サービス付き高齢者向け住宅は高齢者住まい法に基づく住宅で、施設サービスではない。
- 4
認知症対応型共同生活介護〔認知症高齢者グループホーム〕不正解
認知症対応型共同生活介護(グループホーム)は地域密着型サービスである。
📚 国試でよく狙われるところ
介護保険のサービスは、居宅・地域密着型・施設のどれに当たるかを入れ替えて問われる。施設サービスは3施設だけと覚え、それ以外は居宅か地域密着型と判断しよう。
- 介護老人福祉施設(特養)への新規入所は原則要介護3以上。生活の場としての長期入所を担う。
- 介護老人保健施設(老健)は在宅復帰を目的とし、リハビリテーションと医学的管理を行う。
- 地域密着型サービスは原則その市町村の住民が利用対象。認知症対応型共同生活介護・小規模多機能型居宅介護・定期巡回随時対応型訪問介護看護など。
参考: 介護保険法
出典:「第111回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について