第110回 看護師国家試験 午前 問38 解説
📝 問題
生体検査はどれか。
✅ 正解
2
💡 解説
✅ 生体検査は脳波検査。
検査は大きく、患者の身体そのものを直接調べる「生体検査(生理機能検査)」と、採取した血液・尿・便などの検体を調べる「検体検査」に分けられる。脳波検査は頭皮に電極を装着し脳の電気活動を直接記録する生体検査(生理機能検査)である。
他の選択肢は、いずれも患者から採取した検体(痰・便・血液)を分析する検体検査である。心電図・呼吸機能検査・超音波検査なども生体検査に含まれる。
国試では生体検査と検体検査の区別が問われる。 「体から取り出したものを調べる=検体検査」「体そのものを直接測る=生体検査」と対応づけて覚えるとよい。
血液培養検査とは
採った血液を温めて細菌を増やし、菌が血液の中に入り込んでいないかを調べる検査。敗血症を疑うときに行う。
- 1
喀痰検査不正解
喀痰検査は採取した痰を分析する検体検査である。
- 2
脳波検査正解
脳波検査は脳の電気活動を直接記録する生体(生理機能)検査である。
- 3
便潜血検査不正解
便潜血検査は採取した便を調べる検体検査である。
- 4
血液培養検査不正解
血液培養検査は採血した血液を培養する検体検査である。
📚 混同しやすいので注意
検査名をいくつか並べて「生体検査はどれか」と問う形が繰り返し出る。表の例をそのまま覚えておく。 画像検査(エックス線・CT・MRI)は検体検査ではなく、身体を直接調べる検査にあたる。
| 区分 | 内容 | 例 |
|---|---|---|
| 生体検査(生理機能検査) | 患者の身体を直接測定・記録する | 心電図、脳波、筋電図、呼吸機能検査、超音波検査、聴力検査 |
| 検体検査 | 採取した検体を分析する | 血液検査、尿検査、便潜血検査、喀痰検査、血液培養、生検組織の病理検査 |
出典:「第110回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について