第110回 看護師国家試験 午前 問20 解説
📝 問題
足浴に使用する湯の温度で最も適切なのはどれか。
✅ 正解
3
💡 解説
✅ 足浴に使用する湯の温度は38〜40℃が最も適切である。
足浴に用いる湯の温度は38〜40℃程度が適切である。この温度帯は体温よりやや高く、循環促進やリラックス効果が得られ、熱傷のリスクも低い。
温度が低すぎると保温・循環促進効果が乏しく、高すぎると熱傷や過度の血管拡張・のぼせの危険がある。実施中は湯温の低下に注意し、必要に応じて差し湯をする。 高齢者や糖尿病患者では温度感覚が鈍く熱傷リスクが高いため、看護師が必ず温度を確認する。 清潔ケアや罨法の適温(おおむね体温より数度高い程度)を整理して覚えるとよい。
差し湯とは
冷めてきた湯に熱い湯を足すこと。足を一度湯から出し、かき混ぜて温度を確かめてから戻す。
- 1
26〜28 ℃不正解
26〜28℃は低すぎ、循環促進や保温効果が乏しい。
- 2
32〜34 ℃不正解
32〜34℃もやや低く、足浴には不十分である。
- 3
38〜40 ℃正解
38〜40℃が循環促進とリラックスに適し、熱傷リスクも低い。
- 4
44〜46 ℃不正解
44〜46℃は高すぎ、熱傷やのぼせの危険がある。
📚 ここも一緒におさえておこう
足浴は温度だけでなく、時間や安全の確認までまとめて問われる。数値と観察項目を一組にしておこう。 足浴は10〜15分程度を目安に行い、終了後は水分をよく拭き取って保温する。 実施前後はバイタルサインと皮膚の状態を観察する。
- 高齢者・糖尿病・末梢神経障害のある患者は温度感覚が鈍く、低温熱傷のリスクが高い。看護師が必ず湯温を確認する。
- 湯たんぽを用いるときは身体から10 cm程度離すなど、直接長時間触れないようにする。
- 足浴には入眠の促進や足部の観察(フットケア)という副次的な効果もある。
出典:「第110回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について