第110回 看護師国家試験 午前 問15 解説

⭐ 必修成人看護学✔ 監修済み

📝 問題

喀血の特徴はどれか。

✅ 正解

2

💡 解説

✅ 喀血の特徴は泡沫状であることである。

喀血は気道・肺からの出血が咳とともに口から出るもので、鮮紅色でアルカリ性、空気を含んで泡沫状(泡立ち)を呈するのが特徴である。 「泡沫状である」が正答となる。

吐血との鑑別が重要である。吐血は消化管からの出血で、胃酸の影響により暗赤色〜コーヒー残渣様で酸性を示し、食物残渣を含むことがある。

コーヒー残渣様とは

胃酸で血液の色が変わり、黒っぽい茶色の粒が混じって見える状態。コーヒーの出がらしに似ることからこう呼ぶ。

  • 1

    酸性である。不正解

    喀血はアルカリ性であり、酸性は吐血の特徴である。

  • 2

    泡沫状である。正解

    喀血は空気を含み鮮紅色で泡沫状を呈する。

  • 3

    食物残渣を含む。不正解

    食物残渣を含むのは吐血の特徴である。

  • 4

    コーヒー残渣様である。不正解

    コーヒー残渣様は吐血(消化管出血)の特徴である。

📚 混同しやすいので注意

喀血か吐血かは、色・性状・pHのどれか1つをずらして問われる。表の左右を見比べると迷わない。 大量喀血では窒息が最大の危険となる。患側を下にした側臥位として健側肺への血液の流入を防ぎ、気道確保・酸素投与・安静を図る。

喀血と吐血の鑑別
喀血吐血
出血部位気道・肺消化管(食道・胃・十二指腸)
色鮮紅色暗赤色〜コーヒー残渣様
性状泡沫状(空気を含む)食物残渣を含むことがある
pHアルカリ性酸性
随伴症状咳嗽とともに喀出嘔気・嘔吐を伴う
便通常は正常タール便(黒色便)

出典:「第110回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について

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