第109回 看護師国家試験 午後 問85 解説
📝 問題
3歳児の排泄行動の発達に該当するのはどれか。
✅ 正解
4
💡 解説
✅ 3歳児はトイレに行くまで排尿を我慢できるようになる。
3歳頃になると膀胱容量が増え、排尿を随意的にコントロールできるようになる。 尿意を感じてからトイレに行くまで我慢できるようになり、日中の排尿の自立が進む時期である。
尿意の自覚が始まるのは2歳前後で、3歳ではすでに確立している。 夜尿の消失、遊びに夢中でも失敗しない完全な自立、排便後の後始末は、いずれも3歳より後に達成される段階である。
排泄の自立は、年齢と「できるようになること」を対にして覚えよう。
- 1
夜尿をしなくなる。不正解
夜尿の消失はより年長で達成される段階で、3歳では個人差が大きい。
- 2
尿意を自覚し始める。不正解
尿意の自覚は2歳前後に始まり、3歳では既に確立している。
- 3
排便後の後始末ができる。不正解
排便後の後始末は3歳では難しく、より年長で獲得する。
- 4
トイレに行くまで排尿を我慢できる。正解
3歳児は尿意を感じてからトイレまで排尿を我慢できるようになる。
- 5
遊びに夢中になっても排尿の失敗がなくなる。不正解
遊びに夢中でも失敗しない完全な自立はより年長で達成される。
📚 関連知識
| 年齢の目安 | できるようになること |
|---|---|
| 1歳〜1歳6か月 | 排尿間隔が延び、排尿後に「出た」と知らせることがある |
| 2歳前後 | 尿意を自覚して伝えられるようになり、トイレでの排尿を試みる |
| 2歳6か月〜3歳 | 日中の排尿がほぼ自立し、尿意を感じてからトイレまで我慢できる |
| 3〜4歳 | 日中の失敗が減り、一人でトイレに行けるようになる |
| 4〜5歳以降 | 夜間の尿失禁が減り、排便後の後始末も少しずつできるようになる |
トイレットトレーニング開始の目安は、一人歩きができ、排尿間隔が2時間以上あき、意思表示ができること。5歳以降も続く夜尿は夜尿症として扱う。
出典:「第109回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について