第109回 看護師国家試験 午後 問22 解説
📝 問題
赤血球製剤の保存温度で適切なのはどれか。
✅ 正解
2
💡 解説
✅ 赤血球製剤の保存温度は2〜6℃である。
赤血球製剤(赤血球液)は2〜6℃で保存する。 低温で保存することで赤血球の代謝と細菌の増殖を抑え、品質を保つ。
血液製剤は種類ごとに保存条件が異なる。 赤血球製剤は2〜6℃(冷蔵)、血小板製剤は20〜24℃で振盪しながら保存、新鮮凍結血漿は−20℃以下(冷凍)で保存する。
保存条件を誤ると製剤の機能が損なわれるため、専用の保冷庫で管理し、温度を監視する。 国試では、製剤名と保存温度を入れ替えて問われる。3つの温度帯を製剤名と対にして覚えよう。
振盪とは
ゆっくり揺り動かし続けること。血小板製剤は固まらないように、振盪しながら保存する。
- 1
-6〜-2 ℃不正解
−6〜−2℃では赤血球が凍結し、溶血する危険がある。
- 2
2〜6 ℃正解
赤血球製剤は2〜6℃で保存するのが適切である。
- 3
12〜16 ℃不正解
赤血球製剤の保存は2〜6℃で、12〜16℃では細菌が増えやすく適さない。
- 4
22〜26 ℃不正解
22〜26℃は血小板製剤を振盪保存する温度帯に近く、赤血球製剤には適さない。
📚 国試でよく狙われるところ
輸血は、始める前の確認・始めたあとの観察・副作用の3点が問われる。 確認は誰が何を、観察は何分後かまで押さえよう。
- 血液型と製剤の照合は2人以上で行い、患者本人にも氏名を名乗ってもらって確認する
- 輸血開始後5分間はベッドサイドで観察し、15分後に再度観察する
- 副作用ではアナフィラキシー、溶血性反応、輸血関連急性肺障害(TRALI)、発熱性非溶血反応に注意する
| 製剤 | 保存温度 | 有効期間 |
|---|---|---|
| 赤血球液 | 2〜6℃(冷蔵) | 採血後28日間 |
| 血小板濃厚液 | 20〜24℃(振盪しながら) | 採血後6日間 |
| 新鮮凍結血漿 | -20℃以下(冷凍) | 採血後1年間 |
出典:「第109回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について