第109回 看護師国家試験 午後 問2 解説
📝 問題
平成29年(2017年)の国民健康・栄養調査で20歳以上の男性における喫煙習慣者の割合に最も近いのはどれか。
✅ 正解
3
💡 解説
✅ 20歳以上男性の喫煙習慣者の割合は約29.4%で、最も近いのは30%。
平成29年(2017年)国民健康・栄養調査で、20歳以上男性の喫煙習慣者の割合は29.4%であり、30%が最も近い。 女性は7.2%、男女計では17.7%であった。
喫煙率は長期的に低下傾向にある。男性はかつて50%を超えていたが、健康増進や受動喫煙防止の取り組みにより着実に減少している。 国試では「男性は約3割、女性は約1割弱」というおおよその値を押さえておくとよい。
なお喫煙は多くの生活習慣病の危険因子であり、健康日本21でも喫煙率の低下が目標に掲げられている。
- 1
10 %不正解
10%は女性の喫煙率(約7%)に近く、男性の値としては低すぎる。
- 2
20 %不正解
20%は実際の29.4%より約1割低い。
- 3
30 %正解
男性の喫煙習慣者29.4%に最も近い値である。
- 4
40 %不正解
40%は近年の低下傾向を反映しておらず、実際の値より高い。
📚 国試でよく狙われるところ
喫煙は、体への影響と、受動喫煙の規制・禁煙支援までまとめて問われる。用語と数値を対にして覚えよう。 危険因子となる代表は肺癌・慢性閉塞性肺疾患(COPD〈シーオーピーディー〉)・虚血性心疾患・脳血管疾患。 妊婦の喫煙は低出生体重児や早産のリスクを高める。
- 受動喫煙の防止は健康増進法に規定され、望まない受動喫煙をなくすことが目標とされている
- ブリンクマン指数=1日の喫煙本数×喫煙年数。400以上で肺癌のリスクが高いとされる
- 禁煙外来(ニコチン依存症管理料)は一定の要件を満たせば医療保険の適用となる
参考: 厚生労働省「平成29年国民健康・栄養調査」
出典:「第109回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について