第108回 看護師国家試験 午後 問39 解説
📝 問題
永久的止血法に含まれるのはどれか。
✅ 正解
3
💡 解説
✅ 永久的止血法に含まれるのは「血管結紮法」である。
止血法は、根本的な治療までのあいだ出血を抑える一時的止血法と、傷ついた血管そのものを処置して出血を止める永久的止血法に分かれる。 血管結紮法は、出血している血管を糸で結んで閉じる手術の手技で、永久的止血法の代表である。
他の選択肢はいずれも一時的止血法である。止血帯法は手足の付け根を帯で締めて血流を止める方法、タンポン法はガーゼを詰めて内側から押さえる方法、間接圧迫止血法は出血部より心臓に近い動脈(止血点)を圧迫する方法である。 出血を見つけたら、まず直接圧迫止血から始める。
- 1
止血帯法不正解
止血帯法は根本治療までの一時的止血法であり、永久的止血法ではない。
- 2
タンポン法不正解
タンポン法(ガーゼ充填)は一時的に出血を抑える方法で、一時的止血法に分類される。
- 3
血管結紮法正解
血管結紮法は損傷血管を糸で閉鎖する外科的手技で、永久的止血法に含まれる。
- 4
間接圧迫止血法不正解
間接圧迫止血法は止血点を圧迫する一時的止血法であり、永久的ではない。
📚 関連知識
| 分類 | 方法 |
|---|---|
| 一時的止血法 | 直接圧迫止血法(基本)、間接圧迫止血法(止血点の圧迫)、止血帯法、タンポン法、体位(挙上) |
| 永久的止血法 | 血管結紮、血管縫合、電気凝固、止血材の使用、血管内治療による塞栓術 |
止血帯法は末梢の阻血を招くため、装着した時刻を必ず記録し、漫然と続けない。感染防止のため手袋を着用する。
参考: 系統看護学講座 成人看護学 救急・急性期
出典:「第108回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について