第108回 看護師国家試験 午前 問69 解説
📝 問題
精神保健及び精神障害者福祉に関する法律で、平成25年(2013年)に改正された内容はどれか。
✅ 正解
1
💡 解説
✅ 平成25年(2013年)の精神保健福祉法の改正で、保護者制度が廃止された。
平成25年(2013年)の精神保健福祉法の改正では、保護者制度が廃止された。 それまで保護者が負っていた、治療を受けさせる義務などの重い負担がなくなった。 あわせて医療保護入院の同意が「保護者」から「家族等のうちいずれかの者」に変わり、退院後生活環境相談員を選任するなど、退院を進めるしくみが入った。
他の3つは、この改正の内容ではない。 自立支援医療は、障害者自立支援法(現在の障害者総合支援法)にもとづく制度である。 精神保健指定医制度が導入されたのは昭和62年(1987年)の改正である。 精神分裂病から統合失調症への変更は、法改正ではなく学会が決めた呼び名の変更(2002年)である。
- 1
保護者制度の廃止正解
保護者制度の廃止は、平成25年改正の主な内容である。
- 2
自立支援医療の新設不正解
自立支援医療は障害者自立支援法に基づく制度で、本改正の内容ではない。
- 3
精神保健指定医制度の導入不正解
精神保健指定医制度の導入は昭和62年の改正であり、平成25年の内容ではない。
- 4
精神分裂病から統合失調症への呼称変更不正解
統合失調症への呼称変更は2002年の学会による用語変更であり、法改正の内容ではない。
📚 国試でよく狙われるところ
精神保健福祉法は、改正の年と内容を入れ替えて問われる。 年と内容を1対1で結びつけて覚えよう。
| 年 | 主な内容 |
|---|---|
| 昭和25年(1950年) | 精神衛生法を制定。私宅監置を廃止し、都道府県に精神科病院の設置義務 |
| 昭和62年(1987年) | 精神保健法へ改称。精神保健指定医制度・任意入院・精神医療審査会を創設 |
| 平成7年(1995年) | 精神保健福祉法へ改称。精神障害者保健福祉手帳を創設 |
| 平成11年(1999年) | 医療保護入院等のための移送制度を創設 |
| 平成25年(2013年) | 保護者制度を廃止。医療保護入院の同意を家族等へ変更。退院後生活環境相談員の選任 |
参考: 精神保健及び精神障害者福祉に関する法律(平成25年改正)
出典:「第108回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について