第108回 看護師国家試験 午前 問1 解説
📝 問題
疾病や障害に対する二次予防はどれか。
✅ 正解
1
💡 解説
✅ 早期治療は、発症した病気を早く見つけて治す二次予防にあたる。
二次予防は、すでに起きている病気を早期発見・早期治療して重症化を防ぐ段階である。 健診やがん検診で見つけ、そのまま治療につなげるところまでがひと続きになる。早期治療はこの中核にあたる。
他の選択肢は別の段階である。 予防接種と生活習慣の改善は、病気になる前の健康増進と発生予防をねらう一次予防である。 リハビリテーションは、治療のあとの機能回復・社会復帰と再発防止を担う三次予防である。
- 1
早期治療正解
早期治療は発症した疾病を早期に発見し治療する二次予防そのものである。
- 2
予防接種不正解
予防接種は疾病の発生自体を防ぐ一次予防である。
- 3
生活習慣の改善不正解
生活習慣の改善は疾病発生前の健康増進を目的とする一次予防である。
- 4
リハビリテーション不正解
リハビリテーションは治療後の機能回復・重症化予防を目的とする三次予防である。
📚 国試でよく狙われるところ
予防の段階は、具体例と段階名を入れ替えて問われる。行為の名前で覚えるのではなく、「病気になる前か・見つける段階か・治したあとか」で見分けよう。
- 一次予防は、健康増進(健康教育・生活習慣の改善)と、特異的予防(予防接種・環境整備)の2つに分けられる。
- がん検診・特定健康診査は二次予防にあたる。
- 職場復帰支援や再発予防の指導も三次予防に含まれる。
- 健康日本21(第三次)でも、生活習慣病の発症予防(一次予防)と重症化予防は「個人の行動と健康状態の改善」のなかに位置づけられている。
| 段階 | 目的 | 具体例 |
|---|---|---|
| 一次予防 | 健康増進・疾病の発生予防 | 予防接種、生活習慣の改善、健康教育、労働環境の整備 |
| 二次予防 | 早期発見・早期治療(重症化の防止) | 健康診断、がん検診、スクリーニング検査 |
| 三次予防 | 機能回復・社会復帰、再発の防止 | リハビリテーション、再発予防指導、機能訓練 |
参考: 厚生労働省「健康日本21」/標準的な予防医学の分類(一次・二次・三次予防)
出典:「第108回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について