第107回 看護師国家試験 午後 問90 解説
📝 問題
出生体重3,200gの新生児。日齢3の体重は3,100gである。 このときの体重減少率を求めよ。 ただし、小数点以下の数値が得られた場合には、小数点以下第2位を四捨五入すること。 解答:①.②%
※ 数値を答える計算問題です(正解は下に掲載)。
✅ 正解
3.1
💡 解説
✅ 日齢3の体重減少率は3.1%である。
体重減少率は「(出生体重−現在の体重)÷出生体重×100」で求める。 減った体重は 3,200−3,100=100g。 体重減少率=100÷3,200×100=3.125%となり、小数点以下第2位を四捨五入すると3.1%になる。
新生児は生後数日のあいだ、哺乳量より不感蒸泄と排泄が上回るため、いったん体重が減る。 これを生理的体重減少といい、通常は出生体重の5〜10%以内にとどまって、その後もとに戻る。 本問の3.1%は生理的な範囲内である。
不感蒸泄とは
汗以外に、皮膚や吐く息から気づかないうちに失われる水分。新生児は体重あたりの量が多い。
📚 国試でよく狙われるところ
新生児の生理的な変化は、出現・ピーク・回復の時期と、正常を外れる基準がセットで問われる。日数と割合で覚えよう。
- 減少率が10%を超える場合は哺乳不足や脱水を疑い、哺乳量・尿量・活気を評価する
- 生後24時間以内に出現する黄疸は早発黄疸で、病的黄疸として精査を要する
| 現象 | 出現・ピーク | 回復の目安 |
|---|---|---|
| 生理的体重減少 | 生後3〜5日に最大(出生体重の5〜10%) | 生後7〜10日ごろに出生体重に戻る |
| 生理的黄疸 | 生後2〜3日に出現、4〜5日にピーク | 生後7〜10日ごろに消退 |
| 原始反射(Moro反射) | 出生時から | 生後4〜6か月ごろ消失 |
参考: 系統看護学講座 小児看護学/母子保健テキスト
出典:「第107回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について