第106回 看護師国家試験 午後 問90 解説
📝 問題
体重9.6kgの患児に、小児用輸液セットを用いて体重1kg当たり1日100mLの輸液を行う。 このときの1分間の滴下数を求めよ。 ただし、小数点以下の数値が得られた場合には、小数点以下第1位を四捨五入すること。 解答:①②滴/分
※ 数値を答える計算問題です(正解は下に掲載)。
✅ 正解
40
💡 解説
✅ 1分間の滴下数は40滴である。
1日の量 → 総滴下数 → 1分あたり、の順に3段階で計算する。
1日の輸液量は、9.6 × 100 = 960mL。 小児用(微量用)輸液セットは1mLが60滴なので、総滴下数は 960 × 60 = 57,600滴。 1日は 24 × 60 = 1,440分。 1分間の滴下数は 57,600 ÷ 1,440 = 40滴。
小児用のセットでは、1時間あたりのmL数がそのまま1分間の滴下数になる。960 ÷ 24 = 40mL/時なので、この関係を使えば暗算でも40滴/分と確かめられる。
📚 国試でよく狙われるところ
滴下数の計算は、輸液セットの規格を取り違えると答えが3倍ずれる。「成人用20滴・小児用60滴」を先に確かめてから式に入れよう。
- 1分間の滴下数=輸液量(mL) × 1mLの滴数 ÷ 投与時間(分)。
- 実際に速度を合わせるときは、10秒間に落ちた滴数を数えて6倍し、おおよその1分間の滴下数を確かめる。
| 種類 | 1mLあたりの滴数 | 主な用途 |
|---|---|---|
| 成人用(一般用) | 20滴 | 一般的な輸液 |
| 小児用(微量用) | 60滴 | 小児、少量を正確に落としたいとき |
参考: 基礎看護学(輸液の滴下数計算)
出典:「第106回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について