第106回 看護師国家試験 午後 問7 解説
📝 問題
入院患者の与薬時に誤認を防止するために確認するのは患者の名前とどれか。
✅ 正解
4
💡 解説
✅ 与薬時の患者誤認を防ぐために確認するのは、患者の名前とネームバンドである。
入院患者の与薬では、名前とネームバンドという2つ以上の情報を照らし合わせて本人を確かめる。 名前は看護師が呼びかけて確かめるのではなく、患者自身にフルネームで名乗ってもらう。意識がはっきりしない患者や同姓同名の患者でも、身につけているネームバンドなら手元で照合できる。
診察券・お薬手帳・健康保険証は本人が持ち歩くもので、ベッドサイドに無いことも取り違えも起こりうる。与薬の直前に本人と結びつけて確かめる手段にはならない。
- 1
診察券不正解
診察券は外来の受付で使うもので、病棟のベッドサイドで本人を確かめる手段にはならない。
- 2
お薬手帳不正解
お薬手帳は処方された薬の履歴を持ち歩くためのもので、本人確認のためのものではない。
- 3
健康保険証不正解
健康保険証は医療保険の資格を示すもので、入院中は本人の手元にないことも多い。
- 4
ネームバンド正解
ネームバンドは患者が常に身につけているため、意識障害があっても本人を確かめられる。
📚 国試でよく狙われるところ
与薬の事故は確認もれから起こる。何を確かめるのかを「6つのR」として言えるようにしておこう。
- 正しい患者・薬剤・目的・用量・用法・時間の6つを「6R」という
- 確認は薬剤を手に取るとき・取り出すとき・容器を戻すときの3回行う
- 誤認が起きたときは、まず患者の状態を観察して安全を確保し、そのうえで報告する
参考: 厚生労働省「医療安全対策」/日本看護協会「医療安全推進のための標準テキスト」
出典:「第106回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について