第106回 看護師国家試験 午後 問53 解説

一般母性看護学✔ 監修済み

📝 問題

成熟期女性の受胎調節について適切なのはどれか。

✅ 正解

1

💡 解説

✅ 経口避妊薬は女性が自分の意思で始めたり続けたりできる避妊法である。

経口避妊薬(低用量ピル)は、女性が毎日自分で飲んで排卵を抑える薬である。 相手の協力も性交のたびの操作もいらないため、使うかどうかを女性自身が決められる。 正しく飲めば避妊の失敗はごく少なく、月経困難症や過多月経がやわらぐという副効用もある。

ただし血栓症の危険があるため、35歳以上で1日15本以上たばこを吸う人には使えない。

  • 1

    経口避妊薬は女性が主導で使用できる。正解

    経口避妊薬は女性自身が毎日飲む薬で、相手の同意や協力がなくても女性が主導して続けられる。

  • 2

    コンドーム法の避妊効果は99%以上である。不正解

    コンドームは破れ・ずれ・つけ忘れがあり、ふだんの使い方での避妊効果は99%には届かない。ただし性感染症も防げるのはこの方法だけである。

  • 3

    基礎体温法は月経が不順な女性に有用である。不正解

    基礎体温法は月経周期が規則正しいことが前提で、不順だと排卵日を読めない。体温が上がった時点ではすでに排卵は終わっている。

  • 4

    子宮内避妊器具〈IUD〉は経産婦より未産婦に挿入しやすい。不正解

    逆。未産婦は子宮頸管が狭くて挿入しにくい。子宮内避妊器具は経産婦のほうが入れやすい。

📚 国試でよく狙われるところ

避妊法は、確実さと「誰が主導できるか」を入れ替えて問われる。方法ごとに使う人と弱点を対にして覚えよう。

主な避妊法の特徴
方法主導する人おさえる点
経口避妊薬女性毎日の内服で排卵を抑える。飲み忘れに弱く、血栓症の危険がある人には使えない
コンドーム男性性感染症も防げる唯一の方法。破れ・ずれ・つけ忘れで失敗する
子宮内避妊器具医師が挿入一度入れれば数年もつ。未産婦には挿入しにくい
基礎体温法女性月経周期が規則正しいことが前提。不順な人には向かない
緊急避妊薬女性性交後72時間以内に内服する。ふだんの避妊法にはしない

参考: 医学書院「系統看護学講座 母性看護学」/日本産科婦人科学会「産婦人科診療ガイドライン婦人科外来編」

出典:「第106回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について

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