第106回 看護師国家試験 午後 問26 解説

一般人体の構造と機能✔ 監修済み

📝 問題

刺激伝導系でないのはどれか。

✅ 正解

1

💡 解説

✅ 刺激伝導系に含まれないのは、房室弁を支える腱索である。

刺激伝導系は、心臓を規則正しく動かすための電気の通り道で、洞房結節→房室結節→His〈ヒス〉束→右脚・左脚→Purkinje〈プルキンエ〉線維の順に興奮が伝わる。

腱索は電気ではなく力を伝える組織である。心室の乳頭筋と房室弁(僧帽弁・三尖弁)をつなぐ丈夫なひもで、心室が収縮したときに弁が心房側へめくれ返らないよう引き止めている。

  • 1

    腱索正解

    腱索は乳頭筋と房室弁をつなぐひもで、弁が心房側へめくれ返るのを防ぐ。電気ではなく力を受け止める組織である。

  • 2

    洞房結節不正解

    洞房結節は右心房にあり、自ら電気を起こして心臓のリズムを決める歩調取りである。

  • 3

    房室結節不正解

    房室結節は心房から心室へ興奮が伝わる唯一の通り道で、ここで伝導が少し遅れる。

  • 4

    Purkinje〈プルキンエ〉線維不正解

    Purkinje〈プルキンエ〉線維は心室の内側に広がり、心室全体をほぼ同時に収縮させる。

📚 丸暗記より仕組みで覚えよう

刺激伝導系は、心電図の波形と対にして問われる。どの波がどこの興奮を表すかを結びつけよう。

  • P波は心房の興奮を表し、洞房結節から始まった電気が心房に広がった波である
  • QRS波は心室の興奮を表し、脚とPurkinje〈プルキンエ〉線維を通って心室が収縮する時期にあたる
  • T波は心室が興奮からさめる時期(再分極)を表す

参考: 標準的な解剖生理学(心臓の構造と刺激伝導系)

出典:「第106回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について

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