第105回 看護師国家試験 午後 問65 解説
📝 問題
新生児標識について正しいのはどれか。
✅ 正解
4
💡 解説
✅ 母親に児を引き渡すときは、母親と児の標識を照合して同一性を確かめる。
新生児標識(ネームバンド)は、取り違えを防ぐためのものである。装着するのは出生直後で、母親と児が離れないうちに、母親に確認してもらいながら付ける。
外れて分からなくなることを防ぐため、手首と足首など2か所以上に付け、沐浴や更衣のあいだも外さない。 授乳や母児同室のために児を母親へ引き渡すときは、母親の標識と児の標識を照合してから渡す。
母児同室とは
出産後、母親と赤ちゃんが同じ部屋で一緒に過ごすこと。赤ちゃんの求めに応じた授乳がしやすく、母子の愛着形成を助ける。
- 1
沐浴時には児の標識を外す。不正解
標識は沐浴のあいだも付けたままにする。濡れても使える素材でできており、外すのは退院のときである。
- 2
標識は1個装着すればよい。不正解
標識は手首と足首など2か所以上に付ける。1か所だと外れたときに確かめる手立てがなくなる。
- 3
装着する時期は母児同室を開始する直前である。不正解
装着するのは分娩室での出生直後である。母児同室が始まる直前では、それまでの取り違えを防げない。
- 4
母親に児を引き渡すときは母子の標識を照合する。正解
引き渡しのたびに母親と児の標識を読み合わせ、同じ番号・氏名であることを確認する。
📚 国試でよく狙われるところ
新生児の取り違え防止は、いつ・いくつ・どこで確認するかを変えて問われる。「出生直後に2か所以上、引き渡しのたびに照合」とまとめて覚えよう。 母親の腕にも同じ番号の標識を付けて母子が対になるようにし、新生児室の出入りの管理や足型(足底の型)の記録もあわせて行う。
参考: 母性看護学(新生児の識別)/医療安全管理(患者誤認の防止)
出典:「第105回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について