第105回 看護師国家試験 午後 問6 解説
📝 問題
学童期の正常な脈拍数はどれか。
✅ 正解
2
💡 解説
✅ 学童期の脈拍数はおよそ80〜100/分である。
脈拍数は年齢が上がるほど少なくなる。 学童期(6〜12歳)はおよそ80〜100/分で、成人の60〜80/分へ近づく途中の値である。
子どもは心臓が小さく、1回拍出量が少ない。 その分だけ脈拍を多くして、全身に必要な血液量を保っている。体が育つにつれて脈拍は減っていく。
1回拍出量とは
心臓が1回の収縮で送り出す血液の量。これに1分間の心拍数をかけると、1分間に送り出される血液量になる。
- 1
50〜70/分不正解
50〜70/分は成人の脈拍と重なる遅さで、学童期にはあてはまらない。
- 2
80〜100/分正解
学童期の脈拍数はおよそ80〜100/分。成人に近づく途中の値になる。
- 3
110〜130/分不正解
110〜130/分は乳児の脈拍にあたる速さである。
- 4
140〜160/分不正解
140〜160/分は新生児でもやや速い値で、学童期のほぼ倍になる。
📚 国試でよく狙われるところ
小児のバイタルサインは、年齢区分と数値を入れ替えて出される。発熱時は体温1℃の上昇につき脈拍が10〜20/分増えることも合わせて問われる。 年齢が上がるほど脈拍と呼吸数は減り、血圧は上がる。この向きをつかんでから表を覚えよう。
| 年齢区分 | 脈拍(/分) | 呼吸数(/分) |
|---|---|---|
| 新生児 | 120〜140 | 40〜50 |
| 乳児 | 110〜130 | 30〜40 |
| 幼児 | 90〜110 | 20〜30 |
| 学童 | 80〜100 | 18〜20 |
| 成人 | 60〜80 | 16〜20 |
参考: 基礎看護技術(バイタルサイン)
出典:「第105回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について