第105回 看護師国家試験 午後 問32 解説
📝 問題
日本の世帯構造の平成元年(1989年)から25年間の変化で正しいのはどれか。
✅ 正解
1
💡 解説
✅ 単独世帯の数は、平成元年からの25年間で増加している。
単独世帯は、国民生活基礎調査でみると平成元年(1989年)から平成26年(2014年)までの25年間で、全世帯の20.0%から27.1%へ、世帯数では約790万から約1,370万へ増えた。 一人暮らしの高齢者と、結婚しない若い世代がともに増えたことが背景にある。
他の3つは、向きか大きさが合わない。平均世帯人員は3.10人から2.49人へ減っている。ひとり親と未婚の子のみの世帯は約1.8倍、65歳以上の者のいる夫婦のみの世帯は約3.2倍で、どちらも「2倍」とは合わない。
単独世帯はその後も増え続け、2024年(令和6年)調査では34.6%で世帯構造の第1位、平均世帯人員は2.20人と過去最少になっている。
国民生活基礎調査とは
厚生労働省が毎年行う、世帯の構成・所得・健康状態などを調べる調査。世帯構造や有訴者率の数字はここから出る。
- 1
単独世帯数は増加している。正解
単独世帯は世帯数・割合とも増え続けており、この25年間で約1.7倍になった。
- 2
平均世帯人数は増加している。不正解
逆。平均世帯人員は減り続け、3.10人から2.49人になっている。世帯の数が増える一方で、1世帯に住む人数は少なくなっている。
- 3
ひとり親と未婚の子のみの世帯数は2倍になっている。不正解
ひとり親と未婚の子のみの世帯は約199万から約358万へ増えたが、約1.8倍で2倍には届かない。
- 4
65歳以上の者のいる夫婦のみの世帯数は2倍になっている。不正解
65歳以上の者のいる夫婦のみの世帯は約226万から約724万へ、約3.2倍に増えている。2倍では足りない。
📚 ここも一緒におさえておこう
世帯の統計は、いちばん多い世帯はどれか、増えているのはどれかの2点で問われる。高齢者のいる世帯の数字とセットで覚えよう。
- 65歳以上の者のいる世帯は2024年で全世帯の50.3%を占め、半数を超えた
- その内訳は単独世帯32.7%・夫婦のみの世帯31.8%で、この2つで6割を超える
- 三世代世帯は減り続け、全世帯の3.4%になっている
参考: 厚生労働省 2024年国民生活基礎調査の概況/厚生労働省 平成26年国民生活基礎調査の概況
出典:「第105回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について