第105回 看護師国家試験 午後 問23 解説
📝 問題
ゴム製湯たんぽに入れる湯の温度で適切なのはどれか。
✅ 正解
2
💡 解説
✅ ゴム製の湯たんぽに入れる湯は60℃程度である。
湯たんぽは材質によって入れる湯の温度が変わる。ゴム製は60℃程度、金属製やプラスチック製は80℃程度である。 ゴムは熱に弱く、熱い湯を入れると変形したり劣化して漏れたりする。
ゴム製は湯を容量の3分の2まで入れ、空気を抜いてから栓をする。 カバーをかけ、体から10cm以上離して置く。就寝時は特に低温熱傷に注意し、寝床を温めたら取り出しておく。
低温熱傷とは
44℃程度の熱すぎない温度でも、長く触れ続けることで起こるやけど。痛みが軽いため気づきにくく、深くなりやすい。
- 1
40℃程度不正解
40℃程度ではすぐぬるくなり、温める効果が続かない。
- 2
60℃程度正解
ゴムを傷めず、温かさも保てる温度である。
- 3
80℃程度不正解
80℃程度は金属製・プラスチック製の湯たんぽに入れる温度。ゴム製では材質が傷む。
- 4
100℃程度不正解
100℃の熱湯はどの材質の湯たんぽにも入れない。やけどと破損の危険がある。
📚 ここも一緒におさえておこう
湯たんぽは温度よりも「誰に使うと危ないか」が問われる。感覚が鈍い人ほど熱さに気づけない、と結びつけて覚えよう。
- 知覚の低下がある人(麻痺・糖尿病の神経障害・意識障害・乳幼児・高齢者)は熱さを訴えられず、低温熱傷を起こしやすい
- 炎症の急性期や出血しているところは温めない。腫れや出血が強まる
- 使用中は皮膚の発赤を確かめ、置いた位置がずれていないかを見る
参考: 系統看護学講座 基礎看護技術
出典:「第105回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について