第105回 看護師国家試験 午後 問19 解説
📝 問題
全身清拭時、洗面器に準備する湯の温度で適切なのはどれか。
✅ 正解
4
💡 解説
✅ 全身清拭で洗面器に準備する湯は50〜55℃である。
全身清拭では、洗面器に50〜55℃の湯を用意する。 タオルを浸してしぼり、広げて体に当てるまでに湯温は下がるので、皮膚に触れるころにちょうどよい温かさになる。
ぬるい湯で始めると拭いている間に冷たくなり、水分が蒸発するときに体温を奪って寒さを感じさせる。 熱い湯を扱うため、しぼったタオルは前腕の内側に当てて温度を確かめてから使う。
- 1
20〜25℃不正解
20〜25℃は水道水に近い温度で、清拭には冷たすぎる。体温を奪って患者を寒がらせる。
- 2
30〜35℃不正解
30〜35℃は体温より低く、タオルを当てた時点ですでにぬるい。
- 3
40〜45℃不正解
40〜45℃は、しぼったタオルが皮膚に触れるときにちょうどよい温度。洗面器に用意する湯としてはぬるい。
- 4
50〜55℃正解
しぼって広げるあいだに温度が下がり、皮膚には心地よい温かさで当たる。
📚 国試でよく狙われるところ
清拭は、拭く順番と体の露出のさせ方が問われる。「上から下へ・末梢から中枢へ・拭いたらすぐ押さえる・見せるのは拭くところだけ」と4つで覚えよう。
- 顔から始めて上から下へ進み、汚れの多い陰部と足は最後にする
- 四肢は末梢から中枢へ拭いて、静脈の血液の戻りを助ける
- 拭いたところはすぐ乾いたタオルで押さえ、水分の蒸発による冷えを防ぐ
- 露出するのは拭く部分だけにし、ほかはバスタオルでおおう
参考: 系統看護学講座 基礎看護技術
出典:「第105回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について