第105回 看護師国家試験 午後 問15 解説
📝 問題
貧血の診断に用いられるのはどれか。
✅ 正解
4
💡 解説
✅ 貧血の診断に用いられるのはヘモグロビン濃度である。
貧血は、血液中のヘモグロビン濃度が基準値より低い状態をいう。 世界保健機関(WHO〈ダブリューエイチオー〉)の基準では、成人男性13g/dL未満、成人女性12g/dL未満が貧血にあたる。
赤血球数やヘマトクリットもあわせてみるが、診断の中心になるのはヘモグロビン濃度である。
ヘマトクリットとは
血液全体のうち、赤血球が占める体積の割合。貧血になると低くなる。
- 1
血糖値不正解
血糖値は血液中のブドウ糖の量で、糖尿病の診断や管理に使う。
- 2
尿酸値不正解
尿酸値は高尿酸血症や痛風の診断に使う。
- 3
C反応性蛋白値不正解
C反応性蛋白(CRP)は体内で炎症が起きると増える値で、感染症などの目安になる。
- 4
ヘモグロビン濃度正解
ヘモグロビン濃度が基準値を下回った状態が貧血であり、診断の中心になる値である。
📚 国試でよく狙われるところ
貧血は、赤血球の大きさ(MCV)による分類と代表疾患を組み合わせて問われる。「小さい=鉄が足りない、大きい=ビタミンB12か葉酸が足りない」と対にして覚えよう。
| 分類 | 代表的な疾患 |
|---|---|
| 小球性 | 鉄欠乏性貧血 |
| 正球性 | 再生不良性貧血、溶血性貧血、腎性貧血、急性出血 |
| 大球性 | 巨赤芽球性貧血(ビタミンB12欠乏・葉酸欠乏) |
参考: 世界保健機関〈WHO〉
出典:「第105回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について