第105回 看護師国家試験 午後 問10 解説
📝 問題
成人の膀胱の平均容量はどれか。
✅ 正解
2
💡 解説
✅ 成人の膀胱の平均容量はおよそ500mLである。
膀胱は尿をためておく袋で、成人の平均容量は約500mL。 壁の筋肉(排尿筋)が伸び縮みするので、尿がたまるにつれて大きく広がる。
尿が150〜300mLほどたまると尿意を感じ、我慢するとさらに広がる。 1回の排尿量はふつう200〜400mL、1日の尿量は1,000〜1,500mLである。
- 1
100 mL不正解
100mLは尿意を感じ始める量にも届かない。平均容量はその5倍にあたる。
- 2
500 mL正解
成人の膀胱の平均容量がこの500mLである。
- 3
1,000 mL不正解
1,000mLは平均容量の2倍。尿が出せずにたまり続けた尿閉のようなときにみられる量である。
- 4
1,500 mL不正解
1,500mLは1日の尿量に近い量で、1回でためられる量ではない。
📚 丸暗記より仕組みで覚えよう
膀胱は「ためる」と「出す」で働く神経が入れ替わる。どの神経が何を担うかが、そのまま問われる。
- ためるとき=交感神経が働き、排尿筋がゆるんで内尿道括約筋が締まる。
- 出すとき=副交感神経が働き、排尿筋が縮んで内尿道括約筋がゆるむ。
- 外尿道括約筋は自分の意思で締められる骨格筋で、陰部神経が支配する。
参考: 解剖生理学
出典:「第105回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について