第105回 看護師国家試験 午前 問80 解説
📝 問題
トリアージタグを装着する部位の優先順位で適切なのはどれか。
✅ 正解
4
💡 解説
✅ トリアージタグは右手首を第1選択とし、右手→左手→右足→左足→頸部の順に装着する。
トリアージタグは、原則として右手首に付ける。誰が見ても同じ場所を探せるようにして、見落としをなくすためである。 右手首が使えないときは右手→左手→右足→左足の順に移り、四肢がどれも使えないときだけ頸部にする。首は圧迫や外れの危険があるため最後になる。
付ける先は必ず本人の体で、衣類や靴には付けない。脱がされたり履き替えたりすると、タグが本人から離れてしまう。
- 1
頸部→右手→左手→右足→左足不正解
頸部から始める順である。頸部は四肢がどれも使えないときの最後の場所で、第1選択にはならない。
- 2
頸部→左手→左足→右手→右足不正解
頸部から始めたうえで、左手・左足と片側に寄っている。右手首から始め、上肢を左右とも試してから下肢へ移る。
- 3
右手→右足→左手→左足→頸部不正解
右手のあとが右足になっている。上肢を左右とも試してから下肢に移る。
- 4
右手→左手→右足→左足→頸部正解
右手首を第1選択とし、使えなければ左手・右足・左足と移り、四肢が使えないときだけ頸部にする。
- 5
左手→右手→左足→右足→頸部不正解
左手から始まっている。装着は右手首から始める。
📚 国試でよく狙われるところ
トリアージは、区分の色と意味を入れ替えて問われる。色と優先順位を対にして覚えよう。判定は容体とともに変わるので、搬送までに何度も繰り返す。
| 区分 | 色 | 状態 |
|---|---|---|
| Ⅰ(最優先治療群) | 赤 | 生命の危険があり、すぐ処置すれば救命できる |
| Ⅱ(待機的治療群) | 黄 | バイタルサインは安定しており、処置を待てる |
| Ⅲ(保留群) | 緑 | 歩行でき、すぐには治療を必要としない |
| 0(死亡群) | 黒 | 死亡、または救命の可能性がない |
参考: 看護の統合と実践(災害看護・トリアージ)
出典:「第105回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について