第105回 看護師国家試験 午前 問2 解説
📝 問題
運動習慣が身体機能に与える影響で正しいのはどれか。
✅ 正解
4
💡 解説
✅ 運動習慣によって基礎代謝量は増加する。
運動を続けると筋肉量が増える。筋肉は安静にしていてもエネルギーを使うので、基礎代謝量も増える。
運動の効果は、増えるものと減るものを組にすると整理しやすい。増えるのは筋肉量・基礎代謝量・最大換気量で、減るのは体脂肪率である。
基礎代謝量とは
じっと横になっていても、心臓や呼吸、体温の維持のために使われる、生きるうえで最低限必要なエネルギー量。
- 1
筋肉量の減少不正解
逆。運動は筋線維を刺激して筋肉量を増やす。筋肉量が減るのは使わないでいるときで、廃用性萎縮という。
- 2
体脂肪率の増加不正解
逆。運動でエネルギー消費が増え、体脂肪は減る。
- 3
最大換気量の減少不正解
逆。呼吸筋が鍛えられ、最大換気量はむしろ増える。
- 4
基礎代謝量の増加正解
筋肉量が増えるぶん、安静にしていても使うエネルギーである基礎代謝量が増える。
📚 国試でよく狙われるところ
運動の効果は「何が増えて何が減るか」と、どの病気の予防になるかが問われる。増減と予防を組にして覚えよう。
- 増えるもの=筋肉量・骨量・最大酸素摂取量・善玉のHDLコレステロール
- 減るもの=体脂肪・中性脂肪・血圧・安静時心拍数
- 運動は骨に刺激を与えて骨粗鬆症を防ぎ、インスリンの効きをよくして血糖の管理にも役立つ。
参考: 厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」
出典:「第105回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について