第104回 看護師国家試験 午後 問27 解説
📝 問題
蛋白質で正しいのはどれか。
✅ 正解
1
💡 解説
✅ 蛋白質はアミノ酸がつながってできている。
蛋白質はアミノ酸が鎖のようにつながった物質である。体で使うアミノ酸は20種類あり、そのうち体内で作れない必須アミノ酸は食事からとる必要がある。
食べた蛋白質は、そのままの形では吸収されない。胃から小腸へ進むあいだに酵素で少しずつ切られ、アミノ酸や小さなペプチドになって小腸から吸収される。 吸収されたアミノ酸は、筋肉・酵素・抗体・ホルモンなど体をつくる材料として組み立て直される。
- 1
アミノ酸で構成される。正解
蛋白質はアミノ酸がつながったもので、その並び順で働きが決まる。
- 2
唾液により分解される。不正解
唾液に含まれるアミラーゼが分解するのはデンプン(糖質)である。蛋白質の分解は胃から始まる。
- 3
摂取するとそのままの形で体内に吸収される。不正解
大きな分子のままでは腸の壁を通れない。アミノ酸や小さなペプチドまで分解されてから吸収される。
- 4
生体を構成する成分で最も多くの重量を占める。不正解
体の重量で最も多いのは水で、成人でおよそ6割を占める。蛋白質はそれに続く成分の1つである。
📚 丸暗記より仕組みで覚えよう
三大栄養素は、消化される場所と担当する酵素を入れ替えて問われる。どこで誰が働くかを流れで覚えよう。
| 栄養素 | 主な消化酵素 | 吸収される形 |
|---|---|---|
| 糖質 | 唾液アミラーゼ、膵アミラーゼ、小腸の二糖類分解酵素 | ブドウ糖などの単糖 |
| 蛋白質 | 胃のペプシン、膵液のトリプシン・キモトリプシン | アミノ酸、小さなペプチド |
| 脂質 | 膵リパーゼ(胆汁が乳化を助ける) | 脂肪酸、モノグリセリド |
参考: 系統看護学講座 人体の構造と機能 解剖生理学/系統看護学講座 栄養学
出典:「第104回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について