第104回 看護師国家試験 午前 問82 解説

一般健康支援と社会保障制度✔ 監修済み

📝 問題

介護保険制度におけるケアマネジメントで適切なのはどれか。

✅ 正解

4

💡 解説

✅ モニタリングはサービスの提供と並行して行う。

ケアマネジメントは、課題を見つけて計画を作り、実行しながら見直すという流れで進む。 モニタリングは「実行しながら見直す」部分にあたり、サービスが始まったあとも並行して続ける。 居宅では介護支援専門員が月1回以上利用者の家を訪ね、状況を確かめて記録に残す。

他の選択肢は、誰が何を決めるかが実際と違う。 介護保険を使えるかどうかを決めるのは市町村が行う要介護認定で、アセスメントは課題の分析であって病気の診断ではない。 居宅サービス計画は利用者自身も作ることができ、終了も本人の意向をもとに決める。

  • 1

    スクリーニングで介護保険の対象の可否を判断する。不正解

    スクリーニングは支援が必要かどうかを大まかに見分ける段階で、介護保険を使えるかどうかは市町村の要介護認定で決まる。

  • 2

    アセスメントで利用者の疾患を診断する。不正解

    アセスメントは心身の状況・環境・本人の意向を整理して生活上の課題を明らかにする作業で、病気の診断は医師が行う。

  • 3

    利用者は居宅介護サービス計画書を作成できない。不正解

    逆。利用者本人が居宅サービス計画を作り、市町村に届け出て使うこともできる。

  • 4

    ケアサービスの提供と同時にモニタリングを行う。正解

    サービスが計画どおりに届き、効果が出ているかを提供中も確かめ続ける。

  • 5

    ケアマネジメントの終了は介護支援専門員が決定する。不正解

    終了は利用者の状態と意向をもとに、本人や家族、関係する専門職と話し合って決める。

📚 ここも一緒におさえておこう

ケアマネジメントは、どの段階で何をするかを入れ替えて問われる。段階の順番と中身を対にして覚えよう。

ケアマネジメントの流れ
段階内容
①アセスメント心身の状況・環境・意向から生活上の課題を明らかにする
②ケアプランの作成課題に合わせて居宅サービス計画の原案を作る
③サービス担当者会議多職種で検討し、利用者・家族の同意を得る
④サービスの提供とモニタリング計画どおりに届いているかを並行して確かめ、記録に残す
⑤再アセスメントと計画の見直しずれがあれば課題をとらえ直し、計画を作り直す

参考: 介護保険法/系統看護学講座 老年看護学

出典:「第104回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について

この問題をアプリで演習しませんか?

この1問を演習する(無料)第104回の問題一覧を見る