第104回 看護師国家試験 午前 問80 解説

一般小児看護学✔ 監修済み

📝 問題

健常な幼児の基本的生活習慣の獲得で正しいのはどれか。

✅ 正解

2

💡 解説

✅ 2歳6か月ごろに一人で靴を履けるようになる。

基本的生活習慣は、体の動かし方が上手になる順に身につく。 自分で靴を履けるようになるのは2歳6か月ごろで、3歳ごろには衣服の着脱もおおむね一人でできる。

年齢の数字を1つずつ覚えるより、1歳台は食べる・飲む、2歳台は身につける、3歳以降は身ぎれいにする、という流れでとらえると混乱しにくい。

基本的生活習慣とは

食事・睡眠・排泄・清潔・着脱衣の5つをまとめた呼び方。幼児期にひととおり身につく。

  • 1

    1歳6か月でうがいができるようになる。不正解

    うがいができるようになるのは3歳ごろ。1歳6か月では口に含んだ水を吐き出せず、飲み込んでしまう。

  • 2

    2歳6か月で靴を履けるようになる。正解

    足を通して自分で靴を履けるようになる時期にあたる。

  • 3

    3歳でコップを使って飲めるようになる。不正解

    コップを持って飲めるようになるのは1歳〜1歳6か月ごろで、3歳よりずっと早い。

  • 4

    4歳で手を洗って拭くようになる。不正解

    手を洗って拭くのは2歳6か月〜3歳ごろにできるようになる。

  • 5

    5歳で昼寝は1日1回になる。不正解

    昼寝が1日1回になるのは1歳6か月ごろ。5歳では昼寝をしない子も多い。

📚 ここも一緒におさえておこう

生活習慣の自立は、その前に体の準備ができていることが条件になる。「いつできるか」だけでなく「なぜその時期か」を結んで覚えよう。

  • 排泄の自立は、膀胱に尿をためられるようになり、尿意を言葉で伝えられてから進む。昼間のおむつがとれる目安は2〜3歳
  • 衣服の着脱は、指先で小さなものをつまめるようになってから進む。ボタンをはめるのは3〜4歳ごろ
  • できた行動をその場でほめると身につきやすい。体の準備が整っていない時期に無理にさせない

参考: 系統看護学講座 小児看護学概論

出典:「第104回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について

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