第104回 看護師国家試験 午前 問73 解説
📝 問題
看護サービスの質の評価は、①ストラクチャー(看護サービス提供のための仕組み)、②プロセス(提供される看護サービス)、③アウトカム(看護サービスの成果)に分類される。アウトカムはどれか。
✅ 正解
1
💡 解説
✅ 看護サービスの質の評価でアウトカムにあたるのは患者の満足度である。
看護サービスの質は、ストラクチャー・プロセス・アウトカムの3つの側面から評価する。 ・ストラクチャー=人員配置・設備・マニュアルなど、看護を提供するための仕組み ・プロセス=実際に行った看護そのもの ・アウトカム=その結果として患者に生じた変化
患者の満足度は、受けた看護の結果として患者側に現れたものなのでアウトカムにあたる。
他の選択肢は、結果ではなく仕組みか行為そのものを指している。
- 1
患者の満足度正解
受けた看護の結果として患者側に現れた変化にあたる。
- 2
退院指導の実施不正解
退院指導は看護師が実際に行った行為そのもので、プロセスにあたる。
- 3
看護手順の整備の有無不正解
手順書やマニュアルの整備は、看護を提供するための備えでストラクチャーにあたる。
- 4
看護師1人当たりの患者数不正解
人員配置を表す数字で、これもストラクチャーにあたる。
📚 丸暗記より仕組みで覚えよう
Donabedian〈ドナベディアン〉が示したこの3側面は、具体例を入れ替えて問われる。「整えたもの・したこと・変わったこと」の順に並ぶと考えると迷わない。
- ストラクチャー=看護師数、病床数、設備、教育体制、マニュアルの整備
- プロセス=アセスメント、看護計画の立案、実施した援助、記録、多職種との連携
- アウトカム=患者満足度、褥瘡発生率、転倒・転落発生率、在院日数、感染発生率
参考: 医学書院『系統看護学講座 看護管理』
出典:「第104回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について