第104回 看護師国家試験 午前 問46 解説

一般健康支援と社会保障制度✔ 監修済み

📝 問題

日本の最近10年の成人を取り巻く社会状況で正しいのはどれか。

✅ 正解

2

💡 解説

✅ ひとり暮らしの単独世帯が占める割合は増え続けている。

日本の世帯は年々小さくなっている。ひとり暮らしの単独世帯は1980年代から一貫して増え続け、いまでは世帯構造のなかで最も多い。 背景にあるのは、配偶者と死別した高齢者の増加と、未婚化・晩婚化である。

他の選択肢は、いずれも実際とは向きが逆である。 15〜64歳の生産年齢人口は、1990年代前半をピークに割合が下がり続けている。 非正規雇用者の比率は長い目でみると上がってきており、近年は横ばいである。 平均初婚年齢も男女とも上がっている。

生産年齢人口とは

15〜64歳の人口。働き手の中心となる年齢層を指す。

  • 1

    生産年齢人口の占める割合の増加不正解

    生産年齢人口が総人口に占める割合は、少子高齢化で下がり続けている。数そのものも減っている。

  • 2

    単独世帯の占める割合の増加正解

    高齢者のひとり暮らしと、結婚しないまま暮らす人がともに増え、いまは最も多い世帯構造になっている。

  • 3

    非正規雇用者の比率の低下不正解

    逆。パート・アルバイト・派遣・契約社員をあわせた非正規雇用者の比率は、長期的に上がってきた。

  • 4

    平均初婚年齢の低下不正解

    平均初婚年齢は男女とも上がり続けている。結婚する時期が遅くなる晩婚化が進んでいる。

📚 国試でよく狙われるところ

社会状況の問題は、細かい数字よりも「増えているか減っているか」の向きで問われる。世帯・人口・働き方・結婚の4つを、増える側と減る側に分けて覚えよう。

  • 単独世帯は増え続け、最新の国民生活基礎調査では全世帯の3割超で最も多い。
  • 生産年齢人口(15〜64歳)が総人口に占める割合は約6割で、下がり続けている。
  • 非正規雇用者は、役員を除く雇用者の約4割を占める。
  • 平均初婚年齢は、令和6年(2024年)で夫31.1歳・妻29.8歳。

参考: 厚生労働省「国民生活基礎調査」/総務省統計局「人口推計」「労働力調査」

出典:「第104回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について

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