第104回 看護師国家試験 午前 問44 解説
📝 問題
成人の心臓マッサージ法の圧迫部位を図に示す。正しいのはどれか。
✅ 正解
3
💡 解説
✅ 成人の心臓マッサージで圧迫するのは、胸骨の下半分である。
胸骨圧迫で押すのは胸骨の下半分である。 胸の真ん中を縦に走る胸骨のうち、両乳頭を結ぶ線と交わるあたりが目安になる。 ここを押すと、胸骨と背骨のあいだで心臓が押しつぶされ、血液が全身へ送り出される。
胸骨の上のほうでは心臓を十分に押せない。 胸骨から左右へ外れて肋骨の上を押すと肋骨骨折を起こしやすく、下端の剣状突起を押すと肝臓を傷つける。
- 1
①不正解
胸骨の上半分にあたる位置。心臓の中心から外れており、押しても十分に血液を送り出せない。
- 2
②不正解
胸骨から患者の右へ外れ、肋骨の上にあたる位置。肋骨を折る危険が高い。
- 3
③正解
胸骨の下半分で、両乳頭を結ぶ線と交わるあたり。ここが成人の胸骨圧迫の部位である。
- 4
④不正解
胸骨から患者の左へ外れ、肋骨の上にあたる位置。心臓に近いように見えるが、肋骨骨折や肺の損傷を招く。
📚 国試でよく狙われるところ
一次救命処置は数値がそのまま問われる。深さ・速さ・比の3つを組にして覚えよう。
- 深さは約5cmで、6cmを超えない
- 速さは100〜120回/分
- 人工呼吸を行うときは30対2でくり返す
参考: 日本蘇生協議会「JRC蘇生ガイドライン」/系統看護学講座 統合分野「救急看護」
出典:「第104回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について