第104回 看護師国家試験 午前 問27 解説
📝 問題
ホルモンとその作用の組合せで正しいのはどれか。
✅ 正解
3
💡 解説
✅ テストステロンは、筋肉や骨のもとになるタンパク質の合成を進める。
テストステロンは精巣から出る男性ホルモンで、男性らしい体つきをつくるほか、筋肉や骨のもとになるタンパク質の合成を進める(タンパク同化作用)。 思春期に筋肉量が増え、身長が大きく伸びるのはこの働きによる。
ほかの3つは、作用の向きか、担当するホルモンが入れ替わっている。
タンパク同化作用とは
取り込んだ材料から筋肉や骨などをつくる方向のはたらき。逆に体の成分を分解する方向は異化という。
- 1
バソプレシン ── 利尿の促進不正解
逆。バソプレシンは腎臓で水を再吸収させて尿を減らす抗利尿ホルモンである。
- 2
オキシトシン ── 乳汁産生の促進不正解
オキシトシンの働きは、たまった乳汁を押し出すこと(射乳)と子宮の収縮。乳汁をつくらせるのはプロラクチン。
- 3
テストステロン ── タンパク合成の促進正解
精巣から出る男性ホルモンで、筋肉や骨のもとになるタンパク質の合成を進める。
- 4
アルドステロン ── ナトリウムイオン排泄の促進不正解
逆。アルドステロンは腎臓でナトリウムを再吸収させ、代わりにカリウムを尿へ出す。
📚 混同しやすいので注意
ホルモンは、下垂体の前葉から出るか後葉から出るかを入れ替えて問われる。後葉は2つだけ、と覚えると迷わない。 後葉から出るのはバソプレシンとオキシトシンで、どちらも視床下部で作られてここから放出される。 前葉からは成長ホルモン、プロラクチン、甲状腺刺激ホルモン、副腎皮質刺激ホルモン、性腺刺激ホルモンが出る。
参考: 系統看護学講座 解剖生理学
出典:「第104回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について